「家庭の日」メッセージ

「スモークフリー社会」を実現しよう

東京都議会は10月5日、「子どもを受動喫煙から守る条例」を可決、成立させました。受動喫煙とは、他人のたばこの煙を吸ってしまうこと。この条例は、子供のいる自宅や自動車の中で喫煙しないなど、子供がたばこの煙を吸わないよう努めることを定めたものです。

家庭という私的な空間で禁煙の努力義務を課す条例制定は日本では初めてです。しかし、世界の潮流はスモークフリー(たばこのない環境)です。この条例を契機に、スモークフリー社会の実現に向けた動きを加速させる必要があります。

受動喫煙が健康に悪影響を与えることは科学的に証明されています。肺がん、乳幼児突然死症候群などのリスクを高め、こうした病気による年間死亡者数は1万5千人。受動喫煙に曝(さら)されている人は、そうでない人に比べると、肺がんリスクは1.3倍になると言われています。にもかかわらず、わが国の喫煙率は18.2%とまだ高い上、国の調査では4割の人が飲食店で受動喫煙に曝されたことがあると答えています。

子供たちが健康に成長できる環境を整えることは大人の責務ですから、子供を受動喫煙から守るための条例制定は、遅きに失した感さえあります。その上、条例で定めた内容は罰則のない努力義務ですから、大きな効果は期待できないかも知れません。

2020年に五輪・パラリンピックを開催する東京都は、開催までに原則室内禁煙を実現させる責任があります。なぜなら、国際オリンピック委員会(IOC)は、世界保健機関(WHO)と協定を結んで、「たばこのない五輪」の実現を目指しているからです。近年行われた開催都市は原則屋内禁煙でした。

したがって、都は今回の条例から一歩進んで、罰則付きの受動喫煙防止条例を制定する必要があります。同時に、全国で室内禁煙、スモークフリー社会を実現し、子供たちをたばこの煙から守ることは、大人の責任です。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後各1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

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