新米ママのありのまま(78)local_offer新米ママ
フリーライター みはる
しょっちゅうケンカしていても仲良く遊ぶ3姉弟(きょうだい)
小学2年生の長女と4歳の次女、3歳の長男は、日常的に小競り合いのようなケンカをしては誰かが必ず泣いています。その一方で、ケンカするほど仲が良いというように、3人で仲良く遊ぶ姿もよく見かけます。
先日は夕飯のあと、ハイテンションで寝室でかくれんぼを何回もしていました。鬼になるといってきまーすと言って廊下に出て、隠れる側はいってらっしゃーいと送り出します。キャッキャッと笑いながら、クローゼットや布団に潜って隠れ、もういいよーと言うのですが、廊下にいる鬼に聞こえないので、ママがドアを開けて鬼にもういいよを伝える係を任命されました。
鬼も楽しそうにニヤニヤ笑いながら探し始めます。かくれんぼに慣れていない末っ子は、初めの内は見つけられる前に自分からクローゼットを飛び出して「ここだよー」と出てくることもありました。お姉ちゃんたちに出てきちゃダメだよと教えられると「そっかー、ごめん、ごめん」と言って、見つかるまで隠れることを覚えました。とはいえ、お姉ちゃんたちも動いたり、笑ったり、毎回同じ場所に隠れたりするので、末っ子にすぐに見つかっていました。
長女は自分が先に見つかると、鬼の味方になってもうひとりの隠れ場所を教えていました。ところが、しばらくすると先に見つかった人は見つかっていない人の隠れ場所を教えないこと、というルールを付け加えていました。女帝の長女が決めるルールに妹と弟は文句を言わずに従うので、長女は気分よく遊んでいました。また、妹と弟は長女のまねをしたがるので、長女が「隠れている人を見つける達人のことを大魔王って呼ぶんだよ。鬼になったら大魔王を目指すんだ!」と言い出すと、妹と弟も意味が分かっているのかいないのか、「だいまおうになるぞー!」とやる気を出して、3人で大魔王を連呼してみんな鬼をやりたがってしまいました。ケンカになるかなと見ていたら、いつの間にか鬼ごっこに代わり、家中をドタドタ、キャーキャーと大騒ぎ。そこに仕事終わりのパパが加わり、今度はパパが鬼になって3人で鬼退治が始まります。パパをけったり、パンチしたり、突進したり、「ギャー、やられたー!」と倒れても攻撃は容赦なく続き、「痛い、やめてー」と言うのですがやめることはなく、パパをやっつけ「勝ったー!まいったか!」と3人でゲラゲラ笑っています。
次女は普段、自分より小さい女の子と接することがほとんどないのですが、いとこは4人中3人が女の子なので、妹のように感じるみたいです。おもちゃを持ってきて遊び方を教えたり、おもちゃを投げられたり、手を出されても「いったーい」とヘラヘラ笑ってうれしそうにしていました。
3人の子育ては簡単ではありませんが、仲良く楽しそうに遊んでいる姿はほほ笑ましく、見ているだけで笑顔になります。これからも、3人仲良くしてくれたらと思います。