新米ママのありのまま(18)local_offer新米ママ
フリーライター 岸元実春
「イヤ! 自分でやる!」自我意識発達の時期に、トレーニングチャレンジ!
しんしんと降る雪、吹きすさぶ北風、窓の外に広がる真冬の景色。毛布の上で丸まって寝る飼い猫と、雪にはしゃいでピョンピョン飛び跳ねる娘と一緒に眺める、これも我が家の真冬の光景です。年明けから早1か月、まだ2020年の響きに慣れずにいますが、時間はどんどん先へ進んでいくもの。娘はとうとう4月から保育園入園の新生活がスタートする予定です。12月に行った面談では、園長先生から「入園までになるべくオムツ卒業、パンツ、ズボン、靴は自分で履けるようにトレーニングして下さい」と言われました。まだトイレで用を足す習慣ができていなかったので、厳しいなあと思いながらもトイレに行く習慣や着替えを自分でする習慣を付けさせることに。子供の成長速度は個々によって違うので急がせたくはなかったのですが、いずれは全部自分で行うものなので、これを機にチャレンジさせてもいいのかなと思うようになりました。
イヤイヤ期現在進行中の娘ですが、言い換えれば、自分で何でもやりたい期真っ只中。牛乳を注ぐ時は必ず自分で口を開けるところからやらないと気が済まず、公園に行って遊び足りないのに家に帰らされる時は車の中で「おうちヤダ! 帰らない!」と大声で反抗。その他も様々、とにかく親の言うことは聞かないぞという姿勢を示すことが多いです。反面、少しでも自分の願いが叶うと親の言うことを素直に「はい」と聞くこともあり、見ていて飽きない時期だなと家族で笑い合っています。
トイレトレーニングを今日からやるぞと意気込んだ日、うんちをしたい素振りがあったので便器に座らせることに。抵抗しながらも最終的に座って用を足すことができました。初めてできたことに感動して「凄い!」を連呼して拍手をすると、娘も「できた!」と嬉しそうな顔を見せてくれました。こうやって少しずつできることが増えていくんだなと新米ママは感無量。
しかし、上手くいったのは初めだけ。困難はここからでした。おしっこをするタイミングは自分で教えてくれないと分からないので、とりあえずトイレの習慣をつけようと決まった時間にトイレに行こうと促すのですが、イヤと拒否されたり、トイレに連れて行こうとしたら抵抗されたり。一応便器に座ってもなかなか用を足すことができず、ご褒美のシールを貼るだけで終わったり。
また、着替えトレーニングがさらに厄介で、少し手伝うのですが、それ以上自分でやろうとせず、ズボンを履かないまま寒い家の中を駆けまわったりするので結局履かせてしまい、なかなかトレーニングが進まずにいます。
本人のやりたい気持ちを優先させて自分でできるようになって欲しいのですが、親がやらせたいという素振りを見せると目ざとく察知して「イヤ!」、「ヤダ!」が始まります。まだまだ時間がかかりそうですが、たとえ親が95%手伝ったとしても残り5%を自分でできれば、それが成長に繋がっていくはずです。焦らずに本人のやる気を見出せるよう工夫をこらしながら頑張りたいと思います。