機関誌「真の家庭」publication

APTF 公式サイト機関誌「真の家庭」新米ママのありのまま(75)

新米ママのありのまま(75)local_offer

嬉しくもちょっと寂しい末っ子長男の成長

7月に3歳になった長男は、夏休みが明けた9月から満3歳児枠で幼稚園に通い始めました。満3歳児は、今年4歳になる年少の子たちと同じクラスなので、年子の次女と同じクラスになりました。いつもより早く起きてお着替えできるかな、家を出るまでに朝ごはんを食べ終われるかな、通園バスに乗る時はすんなり乗ってくれるかな、など心配事はありました。ところが、初日からスムーズにお着替え、朝食をすませ、バスに乗る時も次女より先に乗り込もうとするほど幼稚園に行く気満々で、なんの不安要素もなく初日を終えました。今では幼稚園が楽しいようで、土日も「きょう、ようちえんいく!」と言うほどです。

また、幼稚園に通える年齢になるまで、親と一緒に週1回のプレ保育に参加していたのですが、リトミックや製作をする時間も自由奔放に過ごして、一人だけおもちゃ遊びをしたり、床に寝転がったり、積極的に取り組めていませんでした。ところが、幼稚園に通い始めたらリトミックや製作も、お友達と楽しんで積極的に取り組めるようになり、今まで見ることができなかった成長を感じました。

幼稚園以外でも、3歳になってから成長したなと感じることがいろいろあります。2歳の時には美容院に行くと泣き叫ぶほど怖がり、カットできないまま帰ることがありました。4歳になるまでは無理かなと思っていたのですが、先日、美容院で髪を切ってみる?と聞いてみたところ、「うん、きる!」と言います。念のため数日かけて何回か聞き直したものの、「だいじょぶ、いく!」と力強く答えたため行ってみたところ、別人のように終始静かに椅子に座って何事もなくカットすることができました。「すごい、ちゃんと切れたんだ!えらかったね!」と拍手して喜ぶと、「うん、できたよ! かっこいいポーズ!」と両手を伸ばし、うれしそうにポーズを決めて誇らしげな顔を見せてくれました。

また、お風呂上がりにママが顔パックをすると、真っ白な顔が怖くて泣きじゃくって逃げ回っていたのですが、3歳になったら突然「ぼく、もうこわくないよ」とニコニコするようになりました。泣いて逃げ回る姿もかわいかったので、成長はうれしいのですが少し寂しさもあります。

長男の小動物のようにちょこちょこと動き回り、高く細い声で舌足らずに話す今の姿がかわいく、このまま成長が止まってほしいと願う気持ちもあります。さすがにこの願いは叶わないので、今だけのかわいい時期を目に焼き付けて、スキンシップをたくさんとっていきたいと思います。