「家庭の日」メッセージイメージ

2002年9月の「家庭の日」メッセージ

家庭が育てる純潔の心

高校3年女子の半数が「性交」を経験—。

東京都幼稚園・小・中・高等学校性教育研究会が今年1月、都内の高校生男女約3000人を対象にアンケート調査を行ったところ、高校3年生の性交経験率が男子で37.3%、女子45.6%という結果になりました。

女子では2人に1人が、高校卒業までに純潔を失っているのです。しかも、この割合は年毎に高まる傾向にあります。十代の人工妊娠中絶件数が昨年6年連続して過去最高を更新、4万6千を越えました。これも、性行動の低年齢化を裏付ける数字です。

最近、学校教育では「性の自己決定権」という考え方が浸透しており、高校生の性交に対しては、教師でさえもはっきり「ノー」と言えない状況にあります。それがまた、性行動の低年齢化に拍車をかける要因になっているのです。

高校生の性の話題になると、避妊や性病の予防といったことに矮小化される傾向にありますが、問題はもっと深刻です。精神医学の世界では、人格形成前に性交渉をもつことは、人格の崩壊につながると言われています。つまり、低年齢で性交渉を持つと、健全な人格形成が難しくなるのです。

個人の人格崩壊は離婚、児童虐待など、さまざまな社会問題を引き起こします。したがって、性行動の低年齢化は、社会を根底から揺るがしかねない深刻な問題なのです。

男性あるいは女性として、どう生きるかという人生観と深く関わっているのが性意識です。それは普通、家庭で父親や母親との関係の中で築かれるものですから、親子関係が重要です。純潔を大切にする両親が、子どもたちに豊かな性意識を伝えるのです。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。