「家庭の日」メッセージイメージ

2002年11月の「家庭の日」メッセージ

携帯電話の使い方を親子で話し合おう

犯罪に巻き込まれるケースが急増

携帯電話の普及が急速に進んでいます。特に、若者にとっては今や生活必需品です。東京都の調査によると、高校生で85%が、自分の携帯電話やPHSを持っています。中学生(2年生)でさえも男子33%、女子49%の所有率です。

小中高のどの年代でも、携帯電話を持つのは男の子よりも女の子のほうが多くなっています。保護者が子供たちの身の安全を考えて、携帯電話を持たせているからです。都の調査で、携帯電話を持つきっかけが「親から持つように言われたから」「家族と連絡がとれやすいから」という回答が多かったことにも示されています。

ところが最近、この携帯電話で、子供が犯罪に巻き込まれるケースが目立っています。そのよい例が、いわゆる「出会い系サイト」を通じた児童買春の増加です。児童買春の被害者は今年上半期だけでも、729人と、昨年同期の1.3倍に達しています。そのうち、出会い系サイトを利用した事件は400件で、昨年同期の3倍以上です。

この数字は、性モラルが崩壊した社会の異常さとともに、出会い系サイトを利用する子供が大人が考えるようも多いことをも浮き彫りにするものです。内閣府が10月に発表した調査では、15—17歳の男女の半分以上が、「18歳未満でも出会い系サイトを利用しても構わない」と回答しています。出会い系サイトに対する子供の警戒感がいかに薄いかが分かります。

便利だが危険性も伴うツール

携帯電話はどこででも連絡がとれる便利な情報機器です。子供が犯罪に巻き込まれる危険性が高まっていますから、子供の安全確保に役立つメリットがあります。その一方で、誰からの束縛も受けずに、出会い系サイトのような危険なサイトに自由に接続できる、子供にとってもは危険性を伴うツールでもあります。

携帯電話の便利さとともに、その危険性について家庭で子供とよく話し合っておく必要があるでしょう。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。