「家庭の日」メッセージイメージ

2003年7月の「家庭の日」メッセージ

未成年者の喫煙防ぐ環境作りを

たばこの健康への害が医学的に証明されるようになって、たばこを吸う大人が減っています。歩きたばこを禁じる自治体や、全面禁煙の公共施設が増えるなど、喫煙に対する社会の目が厳しくなったことも影響しているでしょう。ところが、法律で禁じられている未成年者の喫煙は逆に増えています。

厚生労働科学研究所の調べによると、高3男子の喫煙経験率は55%で、2人に1人の割合です。同女子でも36.7%。そればかりか、高3男子の4人に1人は毎日たばこを吸っているのです。

最近、若者の集まる繁華街で、制服姿でたばこを吸っている高校生を見かけることがありますが、見て見ぬふりする大人も少なくありません。未成年者の喫煙率が高まっているのは、家庭や地域社会の教育力が弱くなっていることとも関係しています。

たばこを吸う大人が少なくなっているとは言え、世界的にみれば、わが国の喫煙率はまだまだ高い。成人男性の喫煙率は昨年はじめて50%を切って、49.15%になりましたが、欧米では30%を超える国は少ないのです。

喫煙は肺がんをはじめさまざまな健康被害をもたらして、余分な医療費を増やすなど、社会に大きな負担をかけます。このため、喫煙者を減らすことは、社会全体の課題ですが、そのカギとなるのは未成年者の喫煙をなくすことです。年齢が低ければ低いほどニコチン依存になりやすく、未成年で喫煙をはじめると、大人になっても止めることができなくなるのです。

ところが、自動販売機が街のどこにでも設置してあるなど、未成年者がたばこを入手しやすい環境にあるのが日本です。未成年者がたばこを購入できないシステムを導入するとともに、高校生が喫煙する姿を見たら、大人が注意するなど、家庭と地域社会が協力して、未成年者の喫煙を防ぐ努力をする必要があります。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。