「家庭の日」メッセージイメージ

2003年11月の「家庭の日」メッセージ

子どもの防犯意識を高めよう

増える子どもの犯罪被害

通学途中の少女が連れ去られたり、ナイフで傷つけられたりする通り魔事件が相次いでいます。殺人や性犯罪などの凶悪な事件の犠牲となる子どもも増えており、登下校時の子どもの安全確保は全国的な課題となっています。

警察庁のまとめによると、今年1月から6月までに刑法犯の被害者となった未成年者は1万7200人あまり。そのうち3398人は性犯罪の被害者です。

かつて日本は、「世界一安全な国」と言われました。しかし、これらの数字を見れば、わが国の治安が危機的状況にあるのが分かります。とくに、保護者が心配するのは、性犯罪被害の低年齢化でしょう。

小学生の性犯罪被害は今年上半期、945人を数えました。これは前年同期より300人近く(46%)も増えて、過去最多となりました。小学生の被害者は、中学生(500人)の倍近くに達しているのです。

安心して学校へ通える地域に

今年7月には、女の子30人あまりに暴行を繰り返していた男(34)が岡山市で逮捕されました。家庭の崩壊や人間的な触れあいの欠如などから、異常な性衝動を持つ人間が多くなっているのは間違いありません。

このため、保護者や住民が協力して、通学路をパトロールする活動が全国で活発になっています。街に防犯カメラを設置したり、街灯の数を増やす地域も増えました。学校によっては、子どもに防犯ベルを持たせるところもありますが、こうした対策のほかに、家庭や学校で、子どもの防犯意識を育てることも大切です。どうしたら犯罪に遭う危険性を少なくすることができるのか、家族で一度話し合ってみるのもいいでしょう。

子どもたちが安心して学校を通えるようにするのは大人の責任です。みなさんの地域で、子どもが犯罪被害に遭いやすい場所はありませんか。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。