「家庭の日」メッセージイメージ

2004年2月の「家庭の日」メッセージ

子どもの夜遊び防止は大人の責任

16歳の少年が2月1日午前3時過ぎ、仙台市内のカラオケ店で、刃物で刺されて死亡するという事件が起きました。最近は夜遊びしているうちに、犯罪に巻き込まれる子どもが増えていますが、ほとんどの道府県の青少年健全育成条例が保護者に対して、「深夜に青少年を外出させないように努めなければならない」と努力義務を課していることをご存じでしょうか。

事件が起きた宮城県の「青少年保護条例」でも第23条で、「午後11時から午前4時までの間、青少年を外出させないように努めなければならない」と規定しています。子どもに夜遊びさせないのは大人の責任です。保護者がその責任を自覚していたら、深夜に犯罪に巻き込まれる子どもはどんなに少なくなることでしょう。

しかし、社会の流れはその逆を行っています。東京都内で「深夜徘徊」で補導された子どもの数は平成14年で3万7296人を数えました。平成10年は1万5410人でしたから、過去5年間で倍以上に増えたことになります。

この数字によらなくても、深夜にコンビニにたむろしたり、カラオケ店で遊ぶ子どもたちの姿が絶えないことを見るだけで、子どもの深夜徘徊は増えていることが分かります。中には、自分の子どもが警察に補導されても、「いつものことだから心配していない」と言って、まったく取り合わない無責任な親も増えているそうです。

実は、東京都は青少年健全育成条例に上記の規定がない自治体の一つです。このため、都は現在、子どもの深夜徘徊に対する保護者の責任を明確にする方向で、条例の改正作業を進めています。

カラオケ店や漫画喫茶などにも問題があります。法律による規定がなくとも、自主的に深夜に子どもを入店させないのは、企業の社会的責任です。犯罪から子どもを守るため、社会全体で子どもの深夜徘徊をなくさなければなりません。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。