「家庭の日」メッセージイメージ

2004年6月の「家庭の日」メッセージ

子供1人でネットを使わせない

長崎県佐世保市で起きた小6同級生殺害事件をきっかけに、学校でのインターネット教育をどう進めたらいいのか、教師の間に戸惑いが広がっています。犯行の動機の一つに、被害者と加害者の間でインターネットへの書き込みをめぐるトラブルがあったことや、加害女児が残虐・暴力サイトに頻繁にアクセスしていたことが明らかになり、ネットが子どもの心に及ぼす悪影響が浮き彫りになったからです。

総務省の通信利用動向調査によると、日本のネット利用者数は平成15年末現在、7730万人に達しました。6〜12歳の利用率は61.9%で、前年の52.6%より9ポイントもアップしています。

小学生のネット利用が増えているのは、学校教育の影響です。現在、ほとんどの小学校でネット接続ができるようになった上に、総合学習の時間などで「情報」教育に力を入れる教師が多くなったからです。文部科学省は2005年度までに、すべての教室でネットに接続できるようにする計画ですから、小学生のネット利用はさらに増えるでしょう。

便利さばかりが強調されて、ハードの整備が急速に進む半面、ネット利用のマナーや危険性についての指導は、後手に回っているのが実情です。掲示板やチャット上でのトラブルは、小学生でも日常茶飯事で、佐世保市のような事件はどこで起きても不思議でない、と危惧する教師もいます。

ネット利用に絡んだ小学生による殺人事件の発生で、 文科省はIT教育の見直しを迫られていますが、家庭でも子どもとネットの関わりを点検する必要がありそうです。加害者の父親は、子どもが残虐・暴力サイトにアクセスしていたのを知らなかったそうです。小学生に1人でネットを使わせることの危険性は今回の事件によく現れています。

子どもがトラブルを抱え込まないようにするのは大人の責任です。パソコンを親の目の届くところに置いたり、子どもがどんなサイトにアクセスしているか、時々調べるなど、各家庭で工夫しましょう。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。