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2004年8月の「家庭の日」メッセージ

豊かな親子関係が不登校なくす

もうすぐ2学期が始まります。長い夏休みのあとは、休み癖がついて、学校に行きたがらない子供が増えます。9月に欠席が重なり、それが不登校につながるケースがあるので、注意が必要です。

夏休み中でも、早起きの習慣を維持させるために、朝のラジオ体操を行っている子供会がありますが、少子化の影響で子供会そのものが減っているのも気になるところです。授業が始まって、子供の生活が変化する時期は、親子で十分なコミュニケーションをとって、子供たちに孤独感を与えないことが大切です。

90年代後半に急増して以来、不登校は高い水準で推移しています。文部科学省は、子供や保護者から相談を受けるスクールカウンセラーを増やすなどして、不登校問題の解決に取り組んでいます。その一方で、子供を学校に通わせることについての保護者の責任意識が弱くなっているようです。ある民間教育機関の調べでは、学校に「無理に通わせるべきではない」と考えてる母親が3割を超えていることが分かりました。近年教育界に浸透する「子供中心主義」の考え方の影響でしょう。

不登校は子供の人生を大きく左右する重大な問題です。大人の「引きこもり」のうち3割は、小中学校時代に不登校を経験しています。将来の進学や就職に際して、重いハンディを背負うことにもなりますから、不登校を放置しておくべきではありませんし、子供を学校に通わせるのは保護者の義務であることも忘れてはいけません。

不登校の原因は多様で、それぞれの子供に応じた対処が必要ですが、不登校の小学生のうち3人に1人は情緒不安が原因で、いじめなどの学校生活上の問題は意外に少ない。年齢が低ければ低いほど、子供の心は親子関係に左右されます。夫婦の不和や離婚がきっかけとなって、不登校に陥る子供も少なくありません。不登校を防ぐ基本は親の愛情。2学期を前に、親子の絆をチェックしましょう。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。