「家庭の日」メッセージイメージ

2004年9月の「家庭の日」メッセージ

子どもに働く喜び伝えよう

いわゆる「フリーター」や「ニート」と呼ばれる若者が年々増えています。

定職に就かずアルバイトで生活するフリーターに対して、ニートは15〜34歳で、学校に通わず、仕事に就かず家事手伝いもしていない人のこと。「Not in Education, Employment or Training」の頭文字「NEET」からきた造語で、「無業者」とも呼ばれています。

今年の「労働経済白書」によると、03年のフリーターの数は前年より8万人増えて217万人。また、今年はじめて数字が発表されたニートは52万人。推計では02年には48万人いたとみられますから、ニートは1年間で4万人増えたことになります。

一方、就職しても短期に離職する若者もあとを絶ちません。就職後3年以内に会社を辞める割合が中卒7割、高卒5割、大卒3割に達していることから「離職の7・5・3」という言葉もあります。

豊かな時代に、物質的に恵まれた家庭環境で、働くことに目を向けないまま成長した若者たち。フリーターやニートはそんな若者たちの精神的な弱さ、そして職業観や労働意欲の欠如を象徴しているようです。

このため、未来を担う子どもたちに、仕事に対するしっかりとした考え方を身に付けさせるための教育の必要性が叫ばれていますが、それには親が自分の子どもに働くことの喜びを伝えることが最も大切です。

親の働く姿を見せたり、日常生活の会話の中で仕事に対する情熱や苦労を伝えることは、子どもたちが働くことに関心を持つきっかけとなります。また、風呂掃除やペットの世話など、家庭生活の中で、子どもに役割分担を与えることは、働くことでだれかの役に立つことの喜びを教えることにもなります。

フリーターやニートが増えているのは、子どもに働くことの喜びや意味を伝えることを怠った家庭が多くなったからではないでしょうか。働くことについて、親子で話し合う時間をつくりましょう。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。