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2004年12月の「家庭の日」メッセージ

ボランティアは「心の教育」の場

台風、豪雨、そして地震と、今年は天災が続いた1年でした。特に、40人が亡くなった新潟中越地震では今も多くの方々が避難生活を続け、辛い年の瀬を迎えています。

そんな中で、被災地には県内外から多くの若者たちがボランティアに駆けつけ、復興支援に活躍しました。被災地に駆けつけたボランティアの数は12月中旬で延べ7万人を超えました。こうした若者たちに、被災した人たちはどれほど勇気づけられたことでしょう。

ボランティア文化が根づいていなかったわが国で、ボランティア活動への関心が高まったのは、平成7年1月の阪神・淡路大震災がきっかけでした。総務省の調査によると、15〜19歳のボランティア参加比率は平成3年は14.9%でしたが、13年には24%に増えています。この統計からも10年前の大震災が、若者のボランティアの芽を育てたことが分かります。

新潟県の被災地では、全国から集まったボランティアが被害を受けた家の片づけ、救援物資の仕分け作業や避難所の運営の手伝いなど、様々な支援活動にあたり、それは今も続いています。阪神での教訓も生かされて、いまやボランティア活動は災害復旧に欠かせない役割を担うようになっています。

ボランティア活動は、助けを必要としている人を支援する支えることのほかに、もう一つ、目に見えない大切な役割も担っています。ボランティアに参加した若者の心を大きく成長させることです。支援活動に参加した若者たちが味わった人に必要とされる喜びは、彼らのこれからの人生の糧となるに違いありません。また、ボランティアは地域の人々が支え合って生きることのすばらしさも教えてくれるのです。

やみくもに災害現場に入るのではかえって迷惑になり、十分な準備が必要ですが、被災した人々を支えるボランティア活動は、それに参加する若者の「心の教育」の場でもあるのです。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。