「家庭の日」メッセージイメージ

2005年4月の「家庭の日」メッセージ

会話は家族を結ぶ“愛のリボン”

「人」という文字は本来、大地に立つ人の姿を表した象形文字ですが、最近は人と人が寄り添い、支え合っている形を表しているとも説明されるようになりました。それだけ、人と人の絆が見直される時代となったのでしょう。

一人では生きていけない人間。人と人がコミュニケーションを深める上で、最も大切なのは言葉であり会話です。しかし、私たちの日常生活で、あまりにも当たり前なことから、その重要性が軽視されがちなのも会話です。

生活の場だけでなく、いやし、憩い、そして伝統・文化の相続など、家庭にはさまざまな機能があります。その家庭から、もし会話が消えてしまったから、家庭は存在の意味を失ってしまいます。

ある調査によると、「家庭が楽しい」と答えた子どもが、楽しい理由としてあげた第1位は「家族の会話が楽しい」、第2位は「話をよく聞いてくれる」でした。つまり、子どもたちにとって、楽しい家庭とはいつも話し声の聞こえる家庭なのです。

また、全国高等学校PTA連合会の調査では、家族との会話が「ある」と答えた高校生の性体験率は、「ない」と答えた生徒よりも低いことがわかりました。日常の何気ない会話やふれあいの中で、子どもたちは大人から道徳心など多くのことを学び取っているのです。

「言葉は心の使い」——という格言があります。心に思っていることは、おのずと言葉にも表れるという意味です。思いが膨らめば言葉に表れるし、会話をすればさらに思いが膨らんできます。夫婦でも親子でも、深い会話を重ねれば、いずれ「以心伝心」の世界に到達するでしょう。ですから、会話は家族の心を結んでくれる“愛のリボン”なのです。

ところが、今の時代、家庭を見渡せばテレビ・携帯電話・ゲーム・パソコンなど、夫婦や親子の会話を奪うツールだらけ。大人が意識して会話の時間をつくらないと、家族の絆を固く結ぶのは難しくなっているのです。

夕食の時、テレビを消すなど、ちょっとした工夫で家族の会話ははずむもの。家族との会話の大切さを忘れてはいませんか。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。