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2005年6月の「家庭の日」メッセージ

子どもに早寝の生活習慣を

24時間営業のコンビニ、テレビ、ゲーム、パソコンなど、私たちの周りには生活を夜型に誘導するものであふれています。その影響でしょうか、最近、子どもたちの就寝時間が遅くなっているようです。

ベネッセ教育開発センターが昨年末、全国の小中高校生を対象に行った「子ども生活実態基本調査」によると、夜10時前に寝る小学生は31.5%だけでした。一方、就寝時間が午前零時以降になるのは中学生で45.5%、高校生70%に達しています。

夜寝る時間が遅くなる傾向は、就学前の子どもたちにも及んでいます。日本小児保健協会が10年毎に行っている「幼児健康度調査」では、夜10時以降に就寝する3歳児の割合は、1980年度で22%でしたが、90年度には36%、2000年度52%と、年毎に増えています。

昔から「寝る子は育つ」と言われていますが、この言葉の正しさは医学的にも裏付けられています。骨や筋肉を増やす人の成長ホルモンは深い眠りの間に多く分泌されることが知られるようになったからです。睡眠不足や夜更かしは、子どもの健やかな成長を妨げるもので、小さい子どもほど避けなければなりません。

勉強のためなら睡眠時間が減っても仕方ない、と考えている保護者もいるかもしれません。しかし、イライラして授業に集中できない子どもの多くは夜更かして、朝食も取らずに登校しているとの報告があります。小学生では、睡眠時間が多い子どもほど、学力テストの点数が高いというデータもあります。十分に眠ることで学習効果が上がり、授業中の集中力も高まるのです。

欧米の家庭は、子どもを夜9時には寝るように厳しくしつけるのが普通です。夜更かしする子どもが多くなったのは、大人の生活が夜型にシフトしていることの影響であるとともに、日本の家庭のしつけが緩んでいる象徴とも言えます。

子どもの健やかな成長は早寝早起きが基本です。家庭の責任として、子どもたちに睡眠を十分取る生活習慣を身につけさせましょう。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。