「家庭の日」メッセージイメージ

2005年9月の「家庭の日」メッセージ

「食育」は家庭の食卓から

世界ではいま、1日に4万人が餓死していると言われています。その一方で、豊かな日本では毎日、大量の残飯が廃棄されています。その半分以上は家庭から捨てられるもので、それだけでも世界の餓死者をなくすに十分な量です。

ある調査によると、子どもの3割は「好きなものだけ食べ、嫌いなものを残す」そうです。少しだけ箸をつけただけで、捨てられてしまう食べ物を「もったいない」と感じる心を家庭で取り戻したら、日本が世界の飢餓解決に貢献できる道が見えてくるのではないでしょうか。

今年7月、食育基本法が施行されるなど、最近「食育」が見直されています。日本ではこれまで教育の基本として、「知育・徳育・体育」の3つが挙げられてきましたが、食育もそこに加わるようになってきました。食育とは、簡単に言えば、食についての教育のことです。新しい言葉のようですが、実は明治の頃からあったもので、忘れがちになっていたものです。

しかし、子どもの心の乱れや病気の背景に、偏った食生活が影響していることが明らかになって、食育の重要性を見直す機運が高まってきたのです。人間の生活で一番大切なものは食です。このため、食育は「知育・徳育・体育の土台になる」と指摘する教育専門家もいます。それだけ大切な教育と言えるでしょう。

家庭の食卓で、豊かな食文化を育てたり、子どもたちに「もったいない」心を育てることも食育の一つです。ところが、子どもたちが1人で食事を取る「個食」が増えているのが気になります。家族団らんしながら、食事を取ることは食育の面からも大切です。

食事の乱れは心の乱れにつながります。家族そろって食事する機会を増やし、子どもたちに食べ物を大切にする心を育てましょう。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。