「家庭の日」メッセージイメージ

2005年11月の「家庭の日」メッセージ

児童虐待防止は離婚をなくすことから

親の手により無垢の命が奪われるなど、子どもへの虐待が増え続けています。昨年度、全国182カ所の児童相談所が処理した虐待相談件数は初めて3万件を突破しました。虐待を受けた子どもに気が付いたり、その疑いがあるケースについて通告することを義務づけた法律の施行の影響もありますが、数字は氷山の一角でしかないことを考えあわせると、虐待されている子どもが急増しているのは間違いありません。

最も信頼する親や身近な大人から、心や体を傷つけられる子どもたちのことを思うと、胸が締め付けられます。体の傷は癒えても、心の傷は簡単には消えません。人を信じられなくなり、社会生活が困難になる子どもも少なくありません。

親の精神的未熟さ・孤独感、夫婦不和、貧困など、子どもへの虐待はさまざまなマイナス要素が複雑に絡んで引き起こされますが、問題の根本に横たわっているのは「家族の崩壊」です。離婚、同棲、未婚の出産が増えて家族のあり方が揺らぐ中で、最も弱い立場の子どもたちが犠牲になっているのです。

ですから、子どもへの虐待をなくすためには、夫婦の絆を結び直すことからはじめ、家族のあり方を問い直す必要があるでしょう。そこで第一に考えなければならないのが、離婚をなくすこと。実際、離婚してひとり親となった家庭、あるいは再婚相手による虐待が多いのです。

いつの時代でも、自分の意のままにならない子どもを育てるには犠牲や苦労がつきものです。しかし、お互い信頼しあい、支え合って生きる夫婦には、子育ては苦痛ではなく喜びです。子育てが喜びになるのか、それとも苦痛になるのか。そのカギとなるのは夫婦の絆なのです。

11月は「児童虐待防止月間」。虐待をなくすためにも、夫婦の絆を結び直す月間でもあります。

「家庭の日」メッセージ (意見広告)

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。
 この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。