「家庭の日」メッセージイメージ

2007年2月の「家庭の日」メッセージ

いじめなくす「命」の教育

いじめにより、子供が自ら命を絶つという痛ましい事件が続いています。被害者だった子供がいつしか加害者になり、それを苦にしたとみられる自殺も起きました。

いつ、だれが被害者になり、加害者になるか分からない—。夢を抱き、希望に満ちていていいはずなのに、いじめに苦しむ子供たち。「命」の大切さをしっかり教えることができていたら、すべての命は今も輝いていたでしょう。子供の問題は大人社会を映す鏡とよく言われます。いじめ問題は、命の尊厳を軽んじる大人社会に、強く反省を迫っているのです。

いじめは昔からありました。その中でもまれて、子供が逞しくなっていった面もあります。しかし、かつてとは比較にならないほど陰湿化しているのが今のいじめです。暴力に加え、被害者の心を深く傷つける言葉や無視など、際限なく繰り返されるいじめは、被害者の存在そのものを否定します。加害者の輪に入らないと、自分がいじめられるからと、否応なく、加害者になる子供もいます。

でも、命をもっと大切に思う心が育っていたら、弱い者をいじめることも、またいじめを苦にして自ら命を絶つこともないでしょう。いじめ問題は、命の尊厳が軽視され、心の絆が弱くなった今の社会を象徴しているように思えてなりません。

命を大切にする心はどうしたら育つのでしょうか。そのカギは親の愛。親から愛された子供は、自分の命の尊さを知ります。自分が尊い存在であることを知る者は、他の命の尊さにも思いがいくでしょう。他の人の痛みを共感する心はここから生まれるのです。

子供の自殺が起きると、学校での命の教育の大切さが叫ばれますが、家庭における「親の愛」、それが最高の命の教育なのです。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。