「家庭の日」メッセージイメージ

2007年9月の「家庭の日」メッセージ

若者への薬物蔓延を許すな

恐ろしい麻薬の魔の手が近年、家庭にも迫っていることをご存じでしょうか。「麻薬なんて、関係ない」と思っている人が多いと思いますが、最近はインターネットの普及で、誰でも簡単に入手できるのです。法律で取り締まるのが難しい「脱法ドラッグ」も街角で堂々と売られており、薬物乱用は中高生にも広がっています。

中でも、急激に増えているのが「MDMA」の乱用。通称「エクスタシー」呼ばれる、合成麻薬です。乱用すると、精神異常や死に至ることもある危険な麻薬ですが、カラフルな錠剤にして麻薬のイメージを消したり、ダイエット効果をうたったりしていることもあって、「かっこいい」などと、ファッション感覚で手を出す若者が増えているのです。

これを裏付けるように、MDMAをはじめとした錠剤型の合成麻薬の押収量は数年前から急増しています。その数は平成14年の約17万4千錠から、17年には約57万錠と、3倍以上に。東京都内の男子高校生が、校内で別の生徒にMDMAを販売したとして逮捕される事件も起きて、教育関係者に大きなショックを与えました。

麻薬の恐ろしさは、健康を害するだけではありません。一度、手を出すと、中毒性から止めたくても止めることができなくなり、購入金欲しさに、新たな犯罪に手を染めることにもつながって人生を破壊してしまう人が後を絶ちません。

そんな麻薬に、若者はどうして手を出すのでしょうか。「やってみないか」と友人から誘われ、仲間はずれになるのが怖くて、つい使ってしまった、という青年がいます。その一方で、薬物乱用についての罪悪感が薄れ、「薬物を使うかどうかは個人の自由」という、間違った考えも広がっています。

家族のコミュニケーションが薄くなって、ストレスや孤独感に絶えかねて、麻薬に手を出す青少年が少なくありません。麻薬の魔の手が、家庭に忍び込まないように、大人は子供たちにしっかりと向き合っていたいもの。そして、麻薬で人生を台無しにすることがないよう、子供たちと、その危険性について話し合ってみてください。

麻薬防止の要は、家族の絆なのです。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。