「家庭の日」メッセージイメージ

2007年12月の「家庭の日」メッセージ

性倫理の回復でエイズ予防を

12月1日は「世界エイズデー」でした。この日に合わせて、国連合同エイズ計画(UNAIDS)と世界保健機関(WHO)が発表したエイズ報告書によると、世界全体のエイズ感染者は3320万人。このうち過去1年間に、新たに感染した人は250万人。1年間の死者は210万で、累計では2500万人に達しました。毎日6800人以上が感染し、5700人以上が死亡しているのです。

米国で初めてエイズ患者5人が報告されたのは1981年。それから四半世紀の間に、これほど多くの人がこの感染症で犠牲になるとは、だれが予想したでしょうか。日本はこれまでエイズの低感染国で、予防についての国民の関心も決して高くありませんでした。しかし、日本は先進国で唯一、新たな感染者が増加し続けている国であり、エイズ予防のあり方を見直す時に来ています。

国内で今年新たに感染した人と患者の合計は9月末現在1076人。年間合計数で過去最悪となった昨年の1358人を上回り、4年連続で最高記録を更新する可能性が出ています。わが国でエイズ患者が初めて報告されてから20年あまり。その後、その魔の手はじわじわと伸びて、累計の感染・患者数は1万5千人に迫っています。

男性同性愛者など、当初は特別な人の病気と考えられた感染症ですが、性行動の乱れが進み、今ではだれが感染するか分からない「身近な病気」になってしまいました。このまま感染拡大が続けば、いずれ爆発的に広がる危険があり、そうならないうちに、拡大に歯止めをかける必要があります。

そのためには、エイズがどんなに悲劇的な病気であるか知るとともに、ここまで感染を拡大させた無軌道な性行動を反省して、性倫理を回復させることが不可欠です。国内のエイズ感染・患者は2010年には5万人に達するとの予測がありますが、そうなったら爆発的な拡大は避けられないのです。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。