「家庭の日」メッセージイメージ

2009年9月の「家庭の日」メッセージ

親が子に伝える読書の喜び

朝夕の風が冷たさを増すにつれ、秋の色彩が濃くなっています。虫の音をBGMに、秋の夜長を読書で過ごすのが心地よい季節です。ところが、日本人の読書量が減っているのが気に掛かります。

文化庁の平成20年度「国語に関する世論調査」によると、雑誌や漫画を除いた1ヵ月の読書量で最も多かったのは「読まない」で46.1%。次いで「1、 2冊」36.1%、「3、4冊」10.7%となっています。しかも、64.6%の人が「以前より減った」と答えているのです。

電車に乗っていても、本を広げている人よりもケータイの小さな画面をのぞき込んでいる人のほうが多くなっています。インターネットの普及も影響しているでしょう。学校では、朝の読書運動などを通じて、子供たちに本を読む習慣を身に付けさせようと努力していますが、大人の本離れは子供にも影響してきます。

言葉遣いを取り上げたテレビ番組が日本語ブームに火をつけていますが、「ら抜き」言葉の多用にみられるように、若者の言葉の乱れが激しくなっているのが実情です。テレビ出演者の言葉遣いも間違いが多い上に、読書量が減っていることが大きく影響しているのです。正しく、美しい日本語を身に付けるには、良書をたくさん読むことが一番なのです。

「言葉は心の使い」という故事があるように、言葉の乱れの背後には、心の乱れがあるもの。「時代が変わった」と、読書離れと言葉の乱れを軽く考えるべきではないでしょう。 昔から「子供は親の姿を見て育つ」と言います。読書の楽しさを子供に伝えるには、まず親が家庭で本に親しむことが大切です。

みなさんは月に何冊、本を読みますか。「読書の秋」。ゆっくり頁をめくる大人の姿は、子供たちに本を読むことの喜びを伝えるはずです。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。