「家庭の日」メッセージイメージ

2010年3月の「家庭の日」メッセージ

「国民読書年」に本に親しもう

今年は「国民読書年」です。キャッチフレーズは「じゃあ、読もう」。秋には、東京で記念大祭典が計画されています。ご存じでしたか。

日本人の読書離れはかなり以前から指摘されています。書籍や雑誌の販売数は、1990年代半ばをピークに減少傾向にあります。廃刊する硬派の月刊誌が相次ぎ、出版業界は厳しい冬の時代にあえいでいます。読書離れ、本離れへの危機感から、2001年12月には「子ども読書活動推進法」が施行となって、朝の読書活動を行う学校が増えました。その成果でしょうか、小中学生の読書はそれ以降、増えてきました。

しかし、まだまだ十分とは言えません。15歳を対象に行われる経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)では、日本の青少年の読解力は2000年8位、2003年14位、2006年15位と、回を重ねる毎に下がっています。読解力は、読書量に深く関わる力です。

もう一つ、読書と密接につながっている大事なことがあります。心の乱れです。動機のはっきりしない青少年犯罪が頻発していますが、これは言葉によって感情を整理する力が落ちていることを示しています。

言葉が乱れると、心も乱れると言われるように、言葉と心は一体不可分です。そればかりか、読書離れが進めば、日本語の美しい言葉遣いは忘れ去られてしまい、世界に誇れる日本の精神文化が衰退することにもなります。それは日本の国力の低下を招く重大な問題と言えます。

幼児のいる家庭では、お母さん、お父さんが本を読み聞かせして、幼い時から本に親しむ習慣をつけましょう。また、大人が本を読み、感動した内容を子供たちに話して聞かせるなど、学校だけでなく、家庭でも読書環境をつくりましょう。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。