「家庭の日」メッセージイメージ

2010年5月の「家庭の日」メッセージ

児童ポルノは厳罰化で撲滅を

子供の裸の写真を製造、売買する児童ポルノ事件が悪化の一途をたどっています。全国の警察が摘発した事件は昨年、935件で過去最高となりました。被害を受けた子供の数は7年連続で増加しています。デジタルカメラやインターネットの普及で、製造・売買が簡単に行えるようになったことが背景にあります。

このため、政府はネット接続業者が児童ポルノ掲載サイトへの接続を遮断する「ブロッキング」を実施する方向で検討に入りました。ブロッキングは欧米ではすでに導入されている対策です。法的な課題もあって、実施までに紆余曲折も予想されますが、私たちはブロッキングの早急な実施が必要だと考えます。

これまで日本でブロッキングを導入できなかったのは、児童ポルノの悪質性が認識されてこなかったからです。欧米では児童ポルノを重大な犯罪とみて、厳罰化を図っています。日本では、違法となっていない「単純所持」、子供の裸を描いた漫画やアニメ、ゲームも禁じる国が増えているのです。

児童ポルノは、子供を性的に虐待して製造されます。それだけでも重大犯罪です。それを売買するのも悪質な犯罪です。児童ポルノが一度ネット上に流れれば、回収不可能となり、被害者の子供は一生苦しむことになります。

ところが、日本では趣味で所持するだけなら罰せられません。子供を性欲の対象とする風潮を煽り、性犯罪の被害に遭う子供を増やしてしまうわいせつ漫画やアニメ、ゲームも野放し状態です。日本の甘い法律には、海外から批判の声が上がっており、先進国として恥ずかしい状況です。

ブロッキングの早期実現とともに、法改正によって、単純所持と漫画・アニメ、ゲームも禁止すべきです。そうしなければ、日本は国際社会から「児童ポルノに甘い国」と、いつまでも非難され続けることになるでしょう。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。