「家庭の日」メッセージイメージ

2010年8月の「家庭の日」メッセージ

絆の再生で、“孤独死”をなくそう

住民登録では生存しているはずなのに亡くなっていたり、所在不明になっていたりする100歳以上の高齢者が全国に百数十人もいることが判明しました。国内で大騒ぎになっただけでなく、海外では「世界一の長寿国日本」に対する信頼性を疑う報道もなされています。

現在、全世帯のうち65歳以上の高齢者のみの世帯は2割を占めます。しかも、そのうち半数近くが「独居」です。高齢者全員について調査したら、生きているはずなのに死亡あるいは所在不明の人は桁違いに多くなるに違いありません。

自治体が生存の確認を怠っていたことや事務手続きのミスがあったことで、行政に批判が集まっています。行政に責任があるのは当然ですが、それよりも深刻なのは人の生死について、地域の人だけでなく家族でさえも関心がなくなってしまっていることです。つまり、人と人の絆が切れてしまっているのです。読売新聞の調査によると、家族の絆が「弱くなってきている」と答えた人は8割に達しました。

高齢になるとともに他人との交流が少なくなるのは仕方がないことです。しかし、何歳になっても切れない絆があります。家族の絆です。かつて「向こう三軒両隣」と言われたように、近所づきあいの絆も世代を超えて続くものでした。

超高齢者の安否不明問題は、近所だけでなく家族の絆さえも高齢とともに切れてしまい、その人の存在も忘れ去られてしまっているという現実を露呈してしまいましたが、それでは人生の終着点としてはあまりに虚しい。だれにも看取られずに亡くなる“孤独死”は年間3万件を超えています。毎年千人の方が身元の分からないまま亡くなっています。人の寿命が延びることはめでたいことですが、老後に孤独が待っている人生は決して幸福とは言えません。

人と人の絆は、家族が基本。いくつになっても切れない絆づくりは、人が生まれた瞬間から始まります。本来、家族の絆は、何歳になっても切れることのないものであり、死を迎えても絆は残るものです。私たち真の家庭運動推進協議会は、家族の絆を強め、孤独死する人がいない社会にしたいと考えています。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。