「家庭の日」メッセージイメージ

2010年9月の「家庭の日」メッセージ

ゲーム遊びにルールを

夏休み中の8月26日、買い物客で混雑する東京・JR原宿駅で、小学校6年の男児がホームから線路に転落する事故がありました。携帯型ゲームを操作しながら歩いていて、誤って落ちたのです。

直後に電車が進入してきましたが、幸い男児は、ホーム下の空間に逃げ込み、擦り傷程度で無事でした。しかし、一歩間違えば、惨事になるところでした。母親が一緒にいたのですから、ゲームを止めるよう、注意すべきだったでしょう。

この事故は他人事ではありません。駅のホームに限らず、歩道でもゲームをしながら歩いている子供をよく見かけます。いつ自転車とぶつかってけがをしてもおかしくない状況です。

日本PTA全国協議会の調査によると、小中学生の75%がいつでも、どこでも遊べる携帯型ゲーム機を持っています。また、平日に30分以上ゲームで遊ぶ子供は5割。「休日に3時間以上」という子供も1割いました。いかにゲーム依存の子供が多いかが分かります。ホームから落ちた男児もゲームに夢中になって、外出先でも手放せなくなっていたのでしょう。

この調査では、小学5年生の場合、一日にゲームで遊ぶ時間や夜何時までやっていいか、をルールとして決めている家庭はそれぞれ5割でした。ゲーム遊びが過ぎると、家庭での会話や読書、外遊びが減ります。そうなると、人に自分の考えていることを説明したり、相手の話を理解する能力、いわゆるコミュニケーション能力が身に付かなくなることが心配されます。

ゲームで遊ぶ時間の長さや時間帯、そして「食事中しない」などのルールを決めるのは家庭の責任です。ホームを歩きながら遊ぶのは、もってのほか。買い与えた親が子供の使い方、遊び方に無関心でいることへの反省も必要でしょう。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。