「家庭の日」メッセージイメージ

2010年11月の「家庭の日」メッセージ

フィルタリング解除に制限を

ネット上の出会い系サイトに対する規制が厳しくなった反面、プロフやゲームなどの「非出会い系サイト」に接続した未成年者が犯罪に巻き込まれる被害が増えています。そのほとんどは、有害情報を遮断するフィルタリングを導入していないケータイから接続して被害に遭っています。保護者は子供たちのケータイ利用について、もっと注意を払うべきでしょう。

現在、18歳未満が使うケータイには、法律でフィルタリングを提供することが業者に義務付けられています。しかし、内閣府が今年4月に発表した調査によると、18歳未満が使用するケータイへのフィルタリング普及率は50%を下回りました。

その背景には、現在の法律が、保護者の承諾があれば、フィルタリングを解除することを認めていることがあります。解除理由に制限がないため、子供の言いなりになって、安易に解除する保護者が多いのです。警察庁の統計では、非出会い系サイトを利用して犯罪被害に遭った未成年者のうち、98.5%はフィルタリングを導入していませんでした。

子供の犯罪被害を防ぐためには、まず保護者がケータイ利用の危険性を知って、フィルタリングの解除に応じないようにすることが肝要です。特別な理由がない限り、解除を認めないように法改正することも検討すべきです。

また、非出会い系サイトの健全性を確保する努力も重要です。現在はサイト運営会社などでつくる「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構」がサイトの内容を審査し、「健全」と認定すればフィルタリングの対象外となります。しかし、「健全」と認定されたサイトの3分の1が犯罪の舞台になっていたという統計もあります。こうしたサイトの犯罪利用を防止するには、「健全」の基準が適切かどうかも検討しなおす必要があるでしょう。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。