「家庭の日」メッセージイメージ

2010年12月の「家庭の日」メッセージ

品位あるTV番組を望む

普段はあまりテレビに興味ない人でも、年末年始となると、テレビ番組を見る時間がぐっと増えます。インターネット社会になって、国民のテレビ離れが進んでいると言われますが、テレビを囲んでの一家団欒は日本の幸せな家族の原風景です。

そこで気になるのは、子供からお年寄りまで家族みんなで楽しめる番組が年々減っていることです。どのチャンネルに切り替えても、画面に登場するのはお笑いタレントばかり。最近は女装タレントが引っ張りだこで、彼らの下品な内輪話は、とても子供たちには聞かせられません。

5年毎に行われているNHK放送文化研究所の調査(2010年3月)によると、「欠かせないメディア」を尋ねたところ、若い世代の男性では「インターネット」と「テレビ」が35%で並びました。その他の世代では、テレビがまだ優位を保っていますが、これからはテレビの必要性を感じない日本人が増えることでしょう。

若者のテレビ離れは、ネットの普及が原因と言われていますが、視聴者が見たいと思う質の高い番組が減っていることも影響しているのではないでしょうか。テレビ放送開始からもうすぐ60年。テレビ文化はもっと成熟していいはずなのに、番組の質が低下する一方なのは、番組製作者が視聴率競争ばかりに捉われていて、文化の担い手としての矜持(きょうじ)を失っているからでしょう。

2011年7月には、アナログ放送が終了し、地上デジタルに完全移行します。ハードは大きく薄く、多機能になっているのに、肝心のコンテンツが低俗化、劣化してはテレビ文化にとっては致命的です。

子供たちはゲームに夢中になり、若者はネットに没頭し、家族の団欒の機会が少なくなっている時代だからこそ、テレビ局には家族みんなが安心して楽しめる品位を保った番組の放送が望まれているのです。TV局、番組製作者の奮起を期待します。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。