「家庭の日」メッセージイメージ

2011年2月の「家庭の日」メッセージ

「寄付」は助け合いの心

漫画の主人公を名乗って、児童養護施設にランドセルなどを寄付する「タイガーマスク現象」が昨年末から今年年始にかけて、全国各地に広がりました。殺伐とした世相の中にも善意溢れる人が多いことを示し、寄付された施設に暮らす子供たちだけでなく、周囲の人たちの心も温めてくれる話題でした。

残念ながら、タイガーマスクがまた現れたというニュースは聞かれなくなってしまいました。消えたのはメディアの報道だけであって、寄付する人は今も全国にたくさんいると信じたいものです。

NPOやNGOのより活発な活動を促して潤いある社会を実現するため、政府は寄付した場合の税優遇を拡充する方針です。確かに、わが国の寄付活動は、キリスト教文化の米国や英国に比べると、活発とは言えません。税制の違いも背景にあるようです。

しかし、寄付やボランティア活動は損得勘定で行うものではありません。その本質は「助け合いの心」です。日本の社会に寄付文化を根付かせるためには、税制度の改革も必要ですが、もっと大切なのは助け合いの心をどうやって育てるか、ということです。そのためには教育、特に家庭教育が重要になってきます。この点、現政権が教育政策に力を入れているように見えないのが気になります。

「情けは人の為ならず」という諺があるように、他人に尽くすことは巡り巡って自分の幸福につながります。人と人が支え合い、助け合って生きる喜び、価値を次世代に伝えることは、家庭の最も大切な役割です。

夫婦、親子をはじめ家族みんなが助け合って仲良く生活することで育まれる思いやりの心が社会に広がってこそ、豊かな寄付文化が根付くのです。タイガーマスク現象を一時のブームで終わらせないようにしたいものです。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。