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2011年4月の「家庭の日」メッセージ

復興支える継続的な奉仕

東日本を襲った大震災は未曾有の被害をもたらしました。あまりの犠牲者の多さに言葉を失います。心よりお見舞い申し上げます。

その一方で、住みなれた家を失いながらも、「命が助かっただけでも運が良かった」と前向きに捉え、不自由な避難所で助け合いながら故郷の復興を誓う東北人の粘り強い精神力に、日本だけでなく世界中の人々が感動しています。過酷な自然災害の前に、個人の力の無力さを知る北国の人々によって、「地域の力」が世代を超えて受け継がれてきたことを目の当たりにし、胸が熱くなります。

大震災では、全国から多くの義援金が集まっています。若者をはじめとしたボランティアもたくさん駆けつけました。困った人を見ると、手を差し伸べずにはおれない日本人の奉仕の心と、危機に際しての団結力がしっかりと生きている証左です。

しかし、被害の甚大さを考えると、日本人の美徳の真価が問われるのはこれからです。新しい地域づくりはマイナスからの出発です。多くの被災地で、ライフラインをはじめとしたインフラが失われている上に、地盤沈下で今も海水に浸かる地域もあるのですから、復興には険しい道のりが待っています。

いかに故郷への思いの強い東北人といえども、この試練を乗り越えるには、全国からの継続的な支援が欠かせません。阪神・淡路大震災以降、自然災害に遭遇する度毎にボランティア活動は活発となっており、多くのNPO、NGOが組織されている日本ですが、かつてない被害の甚大さに震災直後にも増して、息の長い奉仕が求められているのです。

被災地に行って、泥につかった家を掃除したり、瓦礫をかたづけたりするだけが支援ではありません。節電するだけでもいいのです。どこにいても一人ひとりが東北復興のために何ができるのかを考え、犠牲を惜しまず率先して行動すれば、被災地はもちろん、日本全体が大震災前よりもすばらしい社会を築くことができるはずです。それが犠牲者に対する私たちの責任ではないでしょうか。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。