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2011年5月の「家庭の日」メッセージ

若者よ、被災地に行こう!

大型連休中、東日本大震災の被災地では黙々と働く人たちの姿が見受けられました。その多くは、炊き出しや瓦礫の片づけなどに汗を流すボランティアの若者たちです。ピーク時には岩手、宮城、福島の3県だけでも1万人を超えたそうです。

宮城県でボランティア活動を行って東京に戻った青年は「人の役に立つということは、こんなに幸せなことなのか」と、高揚しながら話していました。内向き・安定指向で他人にあまり関心を示さない若者が多いと言われていますが、被災地に行って助けを必要とする人のために役立つ喜びを知った人は少なくないはずです。

阪神・淡路大震災(平成7年)の年は、日本の”ボランティア元年”と言われました。この時も、多くの人たちが被災地に駆けつけ、ボランティア活動に参加したからです。しかし、日本のボランティア文化はまだ成熟途上と言っていいでしょう。

たとえば、ボランティアに費やす時間は、日本人の場合、米国人の5分の1に過ぎないというデータがあります。他の先進国と比べても少なく、ボランティア先進国とは言い難い状況です。大型連休が終わると、被災地では若者たちの姿はずいぶんと少なくなったようですが、たくさんの人手を必要とする状況はまだまだ続きます。

自然災害のボランティアでは、人助けする喜びだけでなく、安心して暮らせることの幸福を実感します。その一方で、犠牲となった人々の悲しい話を耳にしたり、悲惨な被災状況を目の当たりにもします。

こうした体験は、学校や会社にいてはできない貴重な人生経験です。被災地に足を運ぶことは、人生を考える絶好の機会になりますから、勉強や仕事を少し犠牲にしてでも、是非ボランティアの輪に加わりましょう。

大学や企業もボランティア活動に参加しやすいような態勢を取って、意欲のある若者を後押しして、ボランティア文化の成熟に貢献してほしいものです。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。