「家庭の日」メッセージイメージ

2011年8月の「家庭の日」メッセージ

「ノーTVデー」で豊かな時間を

7月24日にテレビ放送がアナログから地上デジタルに完全移行した際、未対応のために番組視聴ができなくなる「地デジ難民」が何万世帯出るか、と関心を集めましたが、地デジ移行に関係なく、日本ではいま、テレビ離れが進んでいます。インターネットの普及など、メディアの多様化が原因として指摘されています。しかし、より根本的な問題は質の良い番組が減ったからです。下品なバラエティばかりが目立ち、かつてのような家族みんなで楽しめる番組は本当に少なくなりました。

とは言っても、子供たちはまだまだテレビにかじりついている時間が長く、お笑い芸人たちの乱暴な言葉遣いを真似るなど、テレビの悪影響を受けています。特に、夏休み中は、テレビを見る時間は普段よりも長くなる傾向があり、頭を悩ませる保護者が多いのではないでしょうか。

特に、小さな子供の場合、テレビの見過ぎは心身の発達に悪影響を及ぼします。たとえば、言葉の発達の妨げになることから、2歳以下の子供にはあまりテレビを見せないほうがいい、と日本小児科医会は提言しています。言葉の発達には、家族との会話がもっとも大切ですが、テレビはその時間を奪ってしまうというのです。

そこで、週に最低1日、家庭でテレビのスイッチを入れない「ノーテレビデー」を設けてはどうでしょうか。一家団欒(だんらん)の時間が増えるだけでなく、節電にもなりますので、一挙両得です。ノーテレビデー運動は米国で盛んですが、日本でも地域ぐるみで週1回、テレビを見ないだけでなく、ゲームもしない日に指定しているところもあります。

政府は10年前、「子供の体験活動等に関する国際比較調査」を行い、その中で「テレビの見過ぎを注意しない親の割合」は日本が一番多いという結果が出ました。日本人は、メディアに対して無防備な国民と言えるのです。

テレビを消すとその分、スポーツ、読書などで豊かな時間を過ごすことができます。そして、私たちはテレビによって貴重な時間を奪われていることに気づくことでしょう。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。