「家庭の日」メッセージイメージ

2011年12月の「家庭の日」メッセージ

「絆」は最強の防犯対策

埼玉県三郷市で女子中学生が刃物で切りつけられた通り魔事件で、16歳の少年が逮捕されました。事件前に同級生に猫の首を見せるなど、ショッキングな行動を見せていた少年の犯罪が教育関係者に衝撃を与えています。このほか、静岡市内の次郎長ゆかりの神社に放火したとして、市内に住む少年3人が逮捕されるなど、少年犯罪が続いています。

法務省の2011年版犯罪白書によると、刑法犯で検挙される少年は減少傾向にあるものの、少年人口に占める比率は高い水準が続いています。また、再犯の比率が上昇し続けているのも懸念材料となっています。通り魔事件で逮捕された少年がなぜ異様な行動を取るようになったのでしょうか。同じような事件の防止のためにも、育った環境も含めて詳細な分析が求められます。

今年の犯罪白書は「少年・若年犯罪者の実態と再犯防止」と題して少年の再犯防止に焦点をあて、少年鑑別所や30歳未満の受刑者を対象に、非行や犯罪に対する意識調査を行ったのが特徴となっています。その調査では、7割が「悪いことを思いとどまる心のブレーキ」に「家族」を挙げ、「警察」(1割)つまり逮捕されることへの恐れを大幅に上回りました。

人間の良心も道徳心も、人との関わり、特に家族との関わりの中で育つことを考えれば、人との絆が心のブレーキとなり、それが犯罪防止につながるのは当然でしょう。つまり、これから犯罪の少ない社会を目指す場合、家庭や地域社会の中で、少年や若者たちがしっかりとした人間関係を構築することができるように、後押しすることがきわめて重要だということです。

東日本大震災によって、私たち日本人は家族や地域社会の絆の大切さを学びましたが、犯罪防止でも同じことが言えるのです。私たち真の家庭運動推進協議会は新たな一年も、家族や地域の絆を取り戻すとともに、それをさらに強めるために積極的に活動していきたいと考えています。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。