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2012年3月の「家庭の日」メッセージ

絆の力を示す家庭となろう

東日本大震災から1年が経ちました。被災者のみなさんはこれから復興まで遠く険しい道を歩まなければなりませんが、震災後の過酷な状況を乗り切った強い精神力を持つ東北の人たちですから、きっとその困難を克服してくれるでしょう。

震災後の日本に、顕著な変化が見られます。それは人との絆の大切さに目覚めたことです。未曽有の自然災害に直面した時、頼りになるのは家族や地域における人間関係だということに気がついたのです。

近い将来、日本の至る所で大きな地震が起きると予想されています。いざという時に助け合うことができる人間関係を常日頃から築くことが大切だと指摘されていますが、それも東北の人たちがお手本を示してくれたからです。

しかし、絆の再生はまだ途についたばかりで、現実には孤独な人が多いのです。それを端的に示しているのが自殺の多さです。昨年1年間の自殺者は3万651人を数えました。前年よりも千人あまり減りましたが、3万人を超えたのは14年連続です。悲しいことですが、これが現実の日本の姿です。

経済的な理由で自ら命を絶つ人が少なくありませんが、どんな困難も家族や周囲の人々との強い絆があれば、希望を失わずに立ち向かうことができるはず。自殺者が多いということは、支援の手をさしのべていない私たちの問題でもあります。

経済的な理由で自ら命を絶つ人が少なくありませんが、どんな困難も家族や周囲の人々との強い絆があれば、希望を失わずに立ち向かうことができるはず。自殺者が多いということは、支援の手をさしのべていない私たちの問題でもあります。肉親の生命や、生活手段を奪われた人が多かったにもかかわらず、パニックを起こさずに規律ある行動をとった東北の人たちには、世界中から賞賛が寄せられました。それも家族や地域の人々と強く結ばれた絆があったからです。

誰かとの絆が支えとなって、わき出てくるのが生きる力や希望です。その原点は家族との絆。それが社会、国家、世界へと広がって、世界平和は実現するのです。ですから、世界平和は家庭の中から生まれると言っても過言ではありません。私たちの家庭が日本の絆再生の先頭に立ち、世界平和の礎となりましょう。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。