「家庭の日」メッセージイメージ

2012年4月の「家庭の日」メッセージ

「脱法ハーブ」の規制強化を

新年度のスタートから1か月が過ぎると、大学や会社のフレッシュマンは新しい生活に慣れて、気が緩むものです。厳しい受験勉強からの解放感に浸る新入生もいます。その一方で、環境に適応できずに、精神的に落ち込む「五月病」状態に陥る若者は少なくありません。そうした心の隙をつくように、このシーズン、若者にはさまざまな誘惑が待ち構えています。

数年前から、社会に広がっている「脱法ハーブ(ドラッグ)」はその一つです。大麻や覚醒剤などの禁止薬物と同じような幻覚作用や興奮作用がありながらも「ハーブ」や「お香」と称して販売されているものです。主に雑貨店やインターネットで売られていますが、「合法」との売り文句から、抵抗感を持たずに遊び半分で吸引する若者が多いのです。入学・入社の緊張感が緩んだり、新しい生活に馴染めないことからストレスを抱える中で、友人に勧められると、誘惑に負けて手を出してしまうようです。

しかし、脱法ハーブにはどんなことがあっても手を出してはいけません。吸引したあと、意識がもうろうとなったり、嘔吐を繰り返したりして病院に運ばれる若者が全国で相次いでいます。検察庁には昨年、健康被害が約百件報告されています。そればかりか、さらに強い刺激を求めて覚醒剤などの依存性の強い薬物に手を染めることにもなりかねません。ちょっとした遊び感覚で手を出して、人生をだいなしにしてしまう危険もあるのです。

厚生労働省は、脱法ハーブに含まれている化学物質を販売禁止薬物に指定する対策を取っています。しかし、すぐに新しい種類が出回り、取り締まりとの”いたちごっこ”が続いています。このため、類似した成分構造を一括して取り締まれるようにすることが検討されていますが、こうした規制強化は早急に実現させてほしいものです。

さらに、たとえ友人から誘われても「絶対にダメ!」ときっぱり断れるように、脱法ハーブや薬物依存の危険性について、日頃から家族で話し合っておくことも大切です。最善の脱法ハーブ対策は、若者の心に隙ができないよう、家族の絆を強く結んでおくことです。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。