「家庭の日」メッセージイメージ

2012年12月の「家庭の日」メッセージ

長寿を喜べる“絆社会”をつくろう

日本は世界に誇れる長寿国です。現在、日本人の平均寿命はおおよそ男性80歳、女性86歳。過去60年間で、男女とも20年以上も長生きできるようになりました。

世界的にみると、女性は2位、男性8位です。アフリカには平均寿命が50歳に届かない国が少なくないのですから、日本人の長寿化は世界の羨望であり、多くのお孫さんに囲まれるお年寄りの笑顔は日本人の幸福を象徴するものと言えるでしょう。

ところが、最近は高齢化社会にまつわる暗い話題が多くなっています。崩壊寸前の社会保障制度、貧困や孤独死の増加……。こうした問題を、メディアが頻繁に取り上げている影響もあって、長寿に良いイメージを持たない若者が多くなっています。

理由は明らかです。お年寄りを支える家族や地域の絆が弱くなってしまったからです。都会でも地方でもシルバーカーを押しながら買い物するおばあさん、ファミリーレストランでぽつんと独りで食事するおじいさんが増えています。家族団欒の中にあるお年寄りとはあまりに対照的な姿です。

高齢化社会の中で、長寿を喜べるかどうかのカギは家族や地域の絆です。高齢になればなるほど、誰かの手を借りなければ生きていけないのですから。

もちろん、社会保障制度改革などの課題には、政治や行政がしっかり取り組むべきですが、完全な制度というのはありませんし、孤独な心を満たすこともできません。むしろ、社会の絆が弱くなったことが制度の維持を難しくしていると考えるべきでしょう。

物質的に豊かでも長寿を喜べないような社会では、先進国として胸を張ることはできません。だれもが長寿を喜べるような社会にするため、私たちは新しい年も、ボランティアなどを通じて人と人の絆の再生に取り組んでいきたいと思います。

第3日曜日は「家庭の日」

「家庭の日」は、社団法人「青少年育成国民会議」が進めてきた「家庭の日」運動に端を発し、今ではほとんどの自治体が、第3日曜日を「家庭の日」に定めています。さらに政府は11月の第3日曜日を「家族の日」、その前後1週間は「家族の週間」として定めました。この日を機会に、家族の強い絆を確認できれば、それは家族みんなへの素敵なプレゼントになるでしょう。

※APTFでは、毎月「家庭の日」に合わせ、新聞などの媒体に意見広告を出しています。