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2013年7月の「家庭の日」メッセージ

守ろう! 家族の“かたち”

先進国を中心に、同性愛者同士の結婚(同性婚)を容認する動きや、未婚で出産するシングルマザーが増える傾向が強まっています。日本では、同性婚こそ政治課題になっていませんが、未婚のシングルマザーが急増し、欧米の後を追うように伝統的な家族の”かたち”が崩れる兆候もみられます。

今年4月、フランスが世界で14番目の国として同性婚を合法化したのに続いて、6月末には米国で、「結婚は男女間による法的結合」と規定した連邦法「結婚防衛法」に対し、違憲判決が下りました。このほか、同性同士のカップルに、結婚に準じる法的保護を与える国も増えています。

一方、日本の総務省の統計では、2000年に6万3000人だった未婚のシングルマザーが、2010年は13万2000人と倍増しています。スウェーデンやフランスのように、結婚していない母親からの出生率が全体の50%を超える国もあります。それに比べれば、日本はまだ少ないと言えますが、シングルマザーは今後、さらに増えるとみて間違いありません。

わが国では、憲法が「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立」とありますから、同性婚を認める法律は簡単にはできないでしょう。しかし、シングルマザーの増加は結婚制度に反するという点では同性婚と共通するもので、日本の未来に暗い影を投げかけています。

愛し合っていれば、同性でも結婚できるとする考え方は、子供を産み育てるという結婚の社会的意義を無視するもので、たいへん危険です。また、産まれてくる子供に対する責任を考えれば、結婚しなくても出産してかまわないという風潮にも大きな落とし穴があります。子供の貧困や深刻化する児童虐待などの社会問題は、シングルマザーの増加と無関係ではないのです。

子供には父親と母親が必要です。また、家庭は社会の基盤となるものですから、愛情さえあればどんな形態でもかまわないというものではありません。家族の幸福、そして社会と日本の未来を考えた時、絶対に壊してはならないもの、それが男女の結婚制度なのです。