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2013年10月の「家庭の日」メッセージ

家庭の「食品ロス」を減らそう

「食品ロス」という言葉をご存じでしょうか。まだ食べることができるにもかかわらず廃棄される食品のことです。

わが国で1年間にゴミとして捨てられる食品の量は約1800万トン。そのうち、500万〜800万トンはまだ食べられる状態のもので、これが食品ロスです。

世界ではいま、アフリカなどの貧困国を中心に8億7000万人もの人が飢餓にあえいでいます。こうした人々のための世界の食料援助量は年間400万トン近くになっていますが、わが国の食品ロスはそれをはるかに上回る量になっています。しかも、食料自給率は約4割で、半分以上輸入に頼っている国ですから、何というむだでしょうか。

即席麺メーカーなどで構成する日本即席食品工業協会は来年春をめどに、カップ麺や袋麺などの賞味期限を延ばすことを決めました。少なくとも1〜2か月は延長が可能だそうです。賞味期限とは、保存が利く食品で美味しく食べることができる期限をいいますが、実際はその期限が切れてもまだ食べられるものが少なくなく、食品ロスを増やす一因となっているのです。

食品ロスを減らす業界の努力は始まっていますが、家庭での取り組みも重要です。なぜなら、食品ロスの約半数は家庭で発生しているからです。

家庭でできることはさまざまあります。たとえば、買い物をする時は、必要な食材だけ買うようにすることです。値段が安いからといって、買いすぎると、結局使い切れずに捨てることになってしまいます。

また、賞味期限が過ぎたからといってすぐに捨てるのではなく、食べられるかどうかをチェックし、食べられるものは食べるように心がけましょう。レストランなどでの料理の食べ残しは、自宅に持ち帰るのもいいでしょう。各家庭でむだをなくす工夫をし、食品ロスを減らしましょう。