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2014年2月の「家庭の日」メッセージ

安全運転で自転車事故をなくそう

最近、片手にスマホを持ちながら、自転車を運転する「ながら運転」をよく見かけます。しかし、これは道路交通法で禁止されている行為であるばかりか、重大事故につながる大変危険な行為です。

東京都内で、自転車乗用中の死亡事故は毎年30件あまり発生しています。昨年上半期の全国統計では、自転車が関わった死亡事故のうち75%は信号無視など、自転車側に違反があったそうです。事故に遭ったことはなくても、歩道を歩いていて、我が物顔で”暴走”する自転車に、「危ない!」と肝を冷やしたことはだれしも一度や二度はあるでしょう。

今年1月、東京地裁は交差点を歩いていた女性(事故当時75)を自転車ではねて死亡させたとして、加害者の男性に対して4700万円の賠償を命じました。男性が脇見をして赤信号を見逃したことが事故の原因だったからです。

また、昨年7月には、小学校5年の少年の自転車にはねられて、女性が意識不明になった事故で、神戸地裁は「自転車の運転に関し指導が不十分だった」として、少年の母親に対して約9520万円の支払いを命じました。

自転車は手軽で便利な乗り物です。しかし、ちょっとした不注意で起きた事故でも、結果が重大であれば、巨額の賠償を命じられることはめずらしくないのです。したがって、「子供の自転車遊びだから」と軽く考えてはいけません。保護者には、しっかりと交通ルールを守った安全運転を指導する責任があるのです。

これからは寒さが和らいで、親子でサイクリングに出掛ける機会が増えるでしょう。その時は親が安全運転のお手本を示す絶好のチャンスです。安全運転で自転車を楽しむことは他人に迷惑をかけないだけでなく、運転する自分の身を守ることにつながることを徹底して教えてください。