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2014年10月の「家庭の日」メッセージ

家庭でできる温暖化対策を考えよう

今年の夏、日本列島は大雨による洪水や土砂崩れが各地で発生し、大きな被害をもたらしました。大型台風や大規模な竜巻も毎年のように起きています。

世界各地でも干ばつや異常高温、超大型台風などの現象が報じられていますが、その原因とされるのが地球の温暖化です。熱帯で多いデング熱の患者が、東京を中心に報告されているのも温暖化現象の一つでしょう。

地球温暖化を引き起こしているのは、二酸化炭素(CO2)をはじめとした温室効果ガスです。世界気象機関は9月、昨年のCO2の世界平均濃度が観測史上最高を更新したと発表しました。石油や石炭などの化石燃料を燃やすことで発生するCO2の濃度は産業革命前の1750年と比べると、実に1.4倍。森林の減少もその原因となっています。つまり、温暖化は豊かさを求めてきた私たち人類の欲望のツケとも言えるでしょう。

さらに深刻なのは温暖化のピークが今ではないということです。温室効果ガスの排出量が最も多い場合、2100年の世界の平均気温は4.8度上昇するそうです。

異常気象、伝染病の流行のほか、海面上昇、生態系の破壊など、地球温暖化は私たちの生活に甚大な影響を及ぼすだけでなく、次世代がこの地球環境を受け継ぐことができるのか、という重大な課題を投げかけてます。にもかかわらず、その対策に対する国民の関心があまり高くないのが気がかりです

温暖化の防止というと、省エネ技術の開発など政府や産業界の課題と考える人が多いのかもしれません。しかし、その対策は、私たちの生活と密接に関わっています。たとえば、日本ではCO2の排出量の14%は家庭部門からの排出。電気、ガス、ガソリンなどのエネルギー消費は家庭での節電、節約でかなり抑制可能です。

近くに買い物に行く時は、車を使わないなど、みんながちょっとした努力を積み重ねれば、大きな効果を生むものです。身近なところでできる温暖化対策について、家族みんなで話し合ってみましょう。