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2014年11月の「家庭の日」メッセージ

「家族の日・週間」運動を広げよう

11月の第3日曜日は「家族の日」、その前後2週間は「家族の週間」です。少子化対策の一環として、平成19年度にスタートしたものです。8回目となる今年は、11月16日が家族の日ですが、残念ながらまだ知らない国民が多いようです。

平成25年度「少子化対策大綱の見直しに向けた意識調査」によると、「家族の日」「家族の週間」を知っている人は、「言葉は聞いたことがある」を含めて10.8%でした。「父の日」「母の日」「こどもの日」とは違い、まだ歴史が浅いことが原因の一つかもしれませんが、少子化という重大な課題と関わる家族についての理解を深める日を国民の1割しか知らないという状況は改善しなければならないでしょう。

昭和49年から毎月第1日曜日を「家庭の日」と定める品川区のように、すでに明るい家庭づくり運動を続けている自治体は少なくありません。もともと「家庭の日」は、昭和30年に鹿児島県内の自治体が家庭の大切さを確認するとともに、農家の人たちが農休日を設ける動きがきっかけとなり誕生しました。長い歴史を持った運動と言えますが、政府が進める「家族の日」は、家庭を大切にすることが少子化対策につながるという視点が加わったことで重要性を増していると言えます。

子供の数が減っている背景はさまざまあります。しかし、問題の核心は結婚し、子供を産み育てることに希望を感じる若者が少なくなっていることです。幸せな家庭を築くことを理想としながらも、経済的な不安定などの現実の前に、結婚や出産・子育てに前向きになれないでいるのです。

こうした精神的な壁を破るには、健全な家庭や地域の中で、人と人の絆や、生命を次世代につなぐことの大切さを実感する地道な努力が大切です。「家族の日」をその第一歩とし、みんなで食事を囲む機会を設けたり、地域の行事やボランティア活動に参加したりするのもいいでしょう。この運動が広がれば、日本の未来は確実に明るくなるはずです。