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2015年12月の「家庭の日」メッセージ

健全な性倫理は社会発展の基

社会の根幹をなす家庭の力が弱まれば、社会が乱れます。その家庭の崩壊を防ぐ上で、大きな役割を果たしているのが性倫理です。つまり、日本の家族制度の核心である一夫一婦制を支えているのが性規範と言えます。

最近、日本人の性規範が乱れていることを示す指標がいくつも公表されています。一つは、性感染症の一種である梅毒の感染者が急増していることです。2001年と比べると、15年は3.5倍になっています。背景に、不特定多数の性交渉があるのは間違いありません。

一方、厚生労働省によると、エイズウイルス感染者のうち、同性間の性的接触による感染者が15年秋に累積1万人を超えました。同年第3四半期は、新規感染者のうち同性間の性的接触による割合が75%に達しており、この問題にも梅毒と同じ背景があります。

さらには、刑法犯全体としては、12年連続減少していますが、強制わいせつは1998年から急増し、ここ数年は高止まりの傾向にあります。

もともと日本は、キリスト教倫理を基盤とする西欧社会に比べると、性倫理が緩(ゆる)いと言われています。このため、日本で一夫一婦制が確立するのは明治後半になってからですが、その結婚制度の核となっているのが男女に貞節を求める性規範です。不倫が離婚の原因として認められているのは男女の貞操観念が弱まれば、家庭が崩壊し、社会が弱体化するからです。

健全な家庭を増やして、社会を発展させるため、性の乱れを正すことが今ほど求められる時はありません。健全な性倫理の大切さをみなさんの家庭から、問い直してみましょう。