「家庭の日」メッセージイメージ

2016年10月の「家庭の日」メッセージ

「家族の日」に家族の役割を考えよう

毎年、11月の第3日曜日は「家族の日」(今年は20日)、その前後各1週間は「家族の週間」です。家族や地域の大切さについて理解を深めようと、政府が平成19年にスタートさせたものです。ちょうど10回目を迎える今年も家族の役割について考える催しが各地で開催されます。

「家族の日」が設けられた一番の理由は、生命を次世代に伝え育むこと。つまり少子化対策です。内閣府の平成25年調査によると、家族の役割として重要なこととして、「子供を生み、育てる」を挙げた人の割合は36%でした。19年は24.7%でしたから、その効果がある程度表れているようです。その一方で、わが国では今、家族の定義を崩そうという動きが出ています。いわゆる「LGBT」(性的少数者)の権利拡大運動で、その象徴は昨年施行された東京都渋谷区の「パートナーシップ条例」。同性カップルを、男女の結婚に相当する関係と認めるというのですから、事実上の「夫婦」の定義変更です。

この条例がきっかけとなり、同性カップルに福利厚生制度を適用するなど、夫婦と同等に扱う企業が出現しました。この動きが広がれば「同性婚」が合法化され、家族の定義が変わる恐れさえがあります。そうなれば、少子化に歯止めがかかるどころか、逆に少子化に拍車がかかるのは確実です。同性カップルを夫婦と見なすことは、子供を生み育てるという家族の役割を無視することになるからです。

わが国の憲法や民法が結婚を男女に限定するのは、子供は男女の間からしか生まれないからです。生活面で互いに協力し合いながら、愛情を育むことが夫婦に求められるのも生命の継承・育成につながるからです。

LGBTの権利拡大運動によって家族の価値が崩れてしまうのを防ぐには、結婚や家族の意義を明確化することが不可欠です。「家族の日」に合わせて、家族の役割を再確認しましょう。