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2016年11月の「家庭の日」メッセージ

脱たばこ五輪を推進しよう

浅草、銀座をはじめとした観光スポットは今、たくさんの外国人が訪れ、活気に満ちています。訪日客が10月末、それまでの過去最高だった昨年1年間の記録を破り、2000万人を突破しました。

2020年の政府の目標は、4000万人。東京五輪・パラリンピックには、現在の倍の訪日客が日本人の「おもてなし」を期待してやってくることでしょう。しかし、その点で一つ、気になることがあります。受動喫煙防止対策が十分になされていないことです。

国際オリンピック委員会(IOC)と世界保健機関(WHO)が「たばこのない五輪」の推進で合意しているのですから、脱たばこも日本が積極的に取り組むべき重要課題です。

このため、厚生労働省はこのほど、東京五輪に向けた受動喫煙防止対策として、公共施設に全面禁煙を義務づける案を公表しました。大勢の人が利用する場所を禁煙にするのは世界の流れで、その点、日本は立ち遅れているのですから、私たちは大賛成です。

海外では屋内を全面禁煙にしている国が先進国を中心に50カ国近くに達していますが、東京はじめ全国ではいまだに分煙にさえなっていない飲食店が少なくありません。外国からのお客さんがたばこの煙が漂うレストランを利用したら、日本のおもてなしに失望することでしょう。4年後の五輪までに、徹底した受動喫煙防止対策の実現が願われるゆえんです。

日本人の喫煙率は男女平均19.3%(今年5月現在)。とくに、30%近い男性の喫煙率は先進国ではまだまだ高すぎます。政府は男女平均12.2%に下げることを目標にしていますが、「たばこのない五輪」を実現し世界にお手本を示せば、日本の喫煙率は自ずとその目標に近づくことでしょう。