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2017年4月の「家庭の日」メッセージ

子供にはスマホより絵本を

未就学児のスマートフォン(スマホ)利用が増えています。「子どもたちのインターネット利用について考える会」(座長=坂元章・お茶の水大学教授)の調査によると、1歳児の4割、3歳児の6割、6歳児の7割以上がスマホなどの情報通信機器を経験しており、その頻度も、約5割が日常的に使っていることが分かりました。

調査は昨年秋に行われたものですが、2015年に行われた総務省調査と比べると、経験の割合はいずれの年齢でも大幅アップでした。子供のスマホ使用は今後さらに増える可能性もあります。

保護者が使わせている理由は、「子供の機嫌が良くなるから」が最も多く54%。次いで「保護者の手が離れる時間ができるから」が40%でした。一方、子供がやっていることで多かったのは「写真や動画を見る」「ゲームをする」でした。

子供とスマホをめぐるこの状況は大変憂慮すべきものです。最近は、赤ちゃん用のアプリも多く、忙しいお母さんたちにとっては便利でしょう。しかし、赤ちゃんが機嫌が悪くなるのには理由があるからで、それへの対応をせずに、手が離せないからと「スマホに子守」をさせることは保護者の責任放棄です。これでは子供の成長・発達への悪影響が懸念されます。ネットにつながっていれば、不適切な画像や動画に接続してしまう恐れもあります。実際、子供にスマホを使わせることについては、9割以上の保護者が不安を感じているのです。

確かに、スマホは便利ですが、大人の都合で子供に使わせることは絶対に避けるべきです。それよりも子供には絵本を与えましょう。絵本を読み聞かせることは、子供と保護者が時間と空間を共有すること。子供はその中で言葉を覚えます。そして、子供を大切に思う保護者の心が伝わり、情緒を安定させることにもつながります。スマホに子守させることを止めて、絵本の読み聞かせを積極的に行いましょう。