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2017年8月の「家庭の日」メッセージ

ボランティアの輪を広げよう

夏休みがもうすぐ終わります。7月に、豪雨災害が九州北部を襲ったのに続き、秋田県大仙市はじめ東北地方でも記録的な大雨により甚大な被害を出しました。少しでも被災者の力になりたいと、夏休みを利用して、被災地に駆け付け支援活動に汗を流す若者の姿が見られました。

豪雨、台風、地震など、わが国は近年、大きな自然災害に見舞われ、被害を出すことが続いています。その都度、災害ボランティアが注目を集めますから、ボランティア活動が一般的になったと感じる人も多いでしょう。

ボランティアに対する日本人の意識が大きく変わったのは阪神・淡路大震災(1995)だとよく言われますが、私たちの生活にボランティア文化が本当に根付いているのでしょうか。

総務省の社会生活基本調査(2016年秋実施)がこのほど発表になりました。それによると、過去1年の間に、何らかのボランティア活動を行った割合は26%で、5年前の前回調査より0.3ポイント下がりました。ちなみに、15年前は28.9%でした。

特に、災害ボランティアへの参加率は1.5%で、前回調査より2.3ポイントも低下しています。11年は東日本大震災が発生した年です。炊き出しなどを行った人が多く、下がったのはその反動と考えられます。

今年も九州地方東北地方を中心に、災害ボランティア参加率は高くなっているでしょうが、平均的にみれば、国民の半数近くがボランティア活動に参加する先進国と比較すれば、まだまだ大きな差を感じます。

愛の果実は奉仕である。

奉仕の果実は平和である。

これは貧しい人々のためにその生涯を捧げたマザー・テレサの名刺に刻まれた言葉です。愛は行動に移してこそ、本物であり、その行動が平和をつくり出すのです。愛のボランティアの輪を広げていきましょう。