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健康一番 (4)

ジャーナリスト 高嶋 久

真向法と筋トレ

若い頃に教わり、続けているのが真向法という柔軟体操です。4つの体操からなり、呼吸に合わせて、腰を中心に周りの筋を伸ばします。体の柔らかさは頭の柔らかさに通じています。頭が固まってきたなと思ったら、体をほぐしてみましょう。

私は真向法に自分なりの味付けで、腕立て伏せに腹筋、背筋の筋トレを加味しています。体の柔軟さとともに筋力が体力を維持する基本だからです。腹筋や背筋は内臓にもいいそうです。

第1体操は、両足の裏を合わせて座り、息を吐きながら、背筋を伸ばして前にかがみます。そして息を吸いながら体を起こします。呼吸は2秒で吐いて1秒で吸うのが基本で、これを3回繰り返します。ひざを下げ、足首を腰に引きつけるのがポイントで、太ももの内側の筋が痛くなります。無理をしないでゆっくり行ってください。

第2体操は、両足をそろえて伸ばして座り、手で足の先をつかみ、息を吐きながら背筋を伸ばして前に倒します。太ももの後ろからふくらはぎにかけての筋肉が伸びます。そして、息を吸いながら体を起こします。私はこの体操に、片ひざを立てて、反対の手でつかみ、上体を後ろにねじる体操も加えています。

第3体操は、両足を開いて、足の裏を立てて座り、上体を伸ばして前に倒します。私はこの体操に、上体を左右に曲げる体操も加えています。

第4体操は、かかとの間にお尻を落として座り、手を付きながら、後ろ向きに倒れます。やってみると分かりますが、太ももの上の筋が伸びます。こんな姿勢をすることはあまりないので、無理をしないで、風呂上がりで体の柔らかい時にでもしてください。慣れてくると、次第に体が柔らかくなるので、楽にできるようになります。食後すぐにはしないでください。

体の柔らかさは個人差があるので、あくまでも自分の体と相談しながら、少し痛みを感じるくらいで止めておくことです。この4つの体操を3回繰り返すと約3分。狭い空間でできますので、仕事の合間など気分転換にするのもいいですね。

筋トレを加えたのは、年を取るにつれて筋力が衰えるからです。人体は骨格と筋肉で保たれています。筋力が衰えると、姿勢が悪くなります。腹筋は胃腸の働きに関係していますし、背筋は背筋をぴんとさせます。

体操の順番は、腹筋→第1体操→第2体操→第3体操→第4体操→うつ伏せになって、腕立て伏せ→背筋。背筋は両手で後ろの足首をつかみ、反り返ります。

日本には体は父母からの授かりものという考えがあります。もっと言えば天からの授かりもの、預かりものなので、メンテナンスをするのは私たちの責任です。細く長く付き合えるよう手入れをしましょう。