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春夏秋冬つれづれノート

ジャーナリスト 堀本和博

てんぷらの日に土用の丑、「夏バテ防止三大食べ物の日」のうち二つの記念日がある7月

〈別るるや夢一筋の天の川〉 夏目漱石

ロマンチックに響く七夕の7月であるが、実際の七夕は梅雨が残る夜空で天の川の星群も拝めないことも少なくない。天の川をはさんで、今年は織り姫のこと座のベガ、彦星のわし座のアルタイルの出会いはかなうのだろうか?

天ぷら

一方で、食べ物にまつわる記念日の多いのが7月である。てんぷらの日(7月23日)、精のつくうなぎを食べて滋養をつけ英気を養う土用の丑(うし)の日(同24日)、焼き肉の日(8月29日)の3日が「夏バテ防止三大食べ物の日」だそうだが、このうち二つが7月にある。

二十四節気の大暑(たいしょ)の入りに合わせて定められたというてんぷらの日は、梅雨が明け猛暑となるこの時期に、てんぷらを食べて魚介のたんぱく質を脂肪とともに多く摂って夏バテしないよう元気に過ごそうということだろう。

ほかにも食べ物に関する記念日が多いのが7月である。たいていは焼き肉の日のように、日付の数字の語呂合わせで定めたものだが、紹介することで食と健康を考えるきっかけとしたい。

うどんの日は2日である。うどんの本場・讃岐では半夏生(はんげしょう)の日に、その年に取れた麦でうどんを作って食し、労働を労(ねぎら)った風習があり、昭和55(1980)年に制定された。

納豆の日は10日。月の7(なっ)と日の10(とう)の語呂合わせで関西で昭和56(1981)年に制定されたのを全国納豆協同組合が改めて平成4(1992)年に全国記念日とした。近年の研究で納豆特有のナットウキナーゼに血栓溶解作用があることが分かり、血栓は夜中から明け方に出来やすいので夜に食べると効果的とアドバイスされている。私も血液さらさらになる自覚があり、2日に1回は食べて健康に留意している。

ナッツの日は22日。やはり7(ナ)と2(ッ)+2(ツ)の語呂合わせ。ナッツはビタミンEが豊富で、不飽和脂肪酸の酸化を防ぐことで過酸化脂質が多くならないように働くという。最後に夏はすいかだが、その記念日の27日は少し苦しい語呂合わせ。すいかの模様を綱に見立てて、2(つ)と7(な)の27日というわけである。水分が多く、利尿作用を促してむくみを取る効果などがあるというのである。