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新米ママのありのまま(2)

フリーライター 岸元実春

悟れない夫にイラッ! 言葉にしてこそ伝わるラブ&ストレス

まるでおもちがくっついているかのような弾力のあるぷっくらとしたぷにぷにほっぺの娘。そのほっぺに自分の頬をくっつけてムギューッとする瞬間は、愛しく平和な癒しタイム。心の底から愛しい、そう思える心の余裕ができたのは夫婦関係の変化によるものでした。

私達夫婦は共に自営で、主人は自宅で整骨院を開業しており、私は自宅でライターの仕事や家事をしながら娘の面倒をみて、1日一緒に過ごしています。仕事量が少ない時はいいのですが、仕事が同時期にいくつも重なり、締め切りに追われている時は大変。今は主人も気を配って空いた時間は面倒を見てくれたり、食後の片付けを手伝ったりしてくれますが、そうしてくれるようになったのは、実は最近のこと。

子供が生まれて初めての年、同居している祖父母にどう頼っていいか分からず、主人に頼ろうにも仕事の合間は施術室に籠って出てこないで、仕事終わりは疲れている様子で頼れず。独りで、仕事をしながら家事、育児をしている気がしてストレスが募っていきました。とうとう耐えきれず、苛立ちが表情や態度に現れるように。主人に気づいてもらいたかったのですが、言葉にすると愚痴になりそうで遠慮して言えずに、分かってよと念を送って黙って主人を見つめるばかり。怨念のように睨みをきかせていたようで、主人も何も言わずただ困惑した顔でこちらを見るだけ。我慢できずに、泣きながら今の辛い気持ちをつらつら話すと、主人が何も言わなかったのは怖かったから、触らぬ神になんとやらで言葉をかけられなかったことが判明。思わず笑ってしまいました。

そんなに怖かった? 素直に頷く主人に、こちらも素直に「ごめんね。話聞くから遠慮せずに言ってと言われ、言えなかった今までの期間がバカらしくなり、時間のある時でいいから手伝ってほしい、面倒を見てほしいと伝えることができました。それからは「○○しなきゃなあ」と言うだけでやってくれるように。

女性は悟ってほしいと要求しがちですが、男性は悟れないもの。親しき仲にも礼儀ありとはいえ、遠慮しすぎてストレスがたまっては、夫婦仲は進展しないどころか悪化します。言いたいことは言うべきだと学びました。愚痴だけでなく、「愛してる、好き」という気持ちも言葉や態度で示さなければ伝わらない。抱きついたり、笑顔をみせたり、自分からキスしてみたり、妻として夫から与えられた愛に美を返すよう心がけるようになりました。娘を見て「かわいすぎる」と連呼する夫を見ながら、育児を通して夫婦の絆は深まると実感している日々です。