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新米ママのありのまま(5)

フリーライター 岸元実春

スキンシップと猫の癒やしパワーで、余裕のある育児を

忙しない師走を見送り、新しい年を迎える1月。何事も出発というものは身が引き締まるもの。今年はもっと余裕を持って我が子に接していきたいと、除夜の鐘を聞きながらそっとはだけた布団をかけなおし、年越しをしました。

1日はあっという間で、毎日のスケジュールをこなすだけで気が付いたら夜に。今日も何回「もー!」、「こら!」と言ったことかと、日記にペンを走らせながら思い返しています。仕事、家事、育児に追われているので、育児だけに専念できればどれ程良いかと思いますが、いくら思ったところで現実は変わらず。おもちゃで一人で遊ばせながら仕事をしていると、いつの間にか椅子によじ登ってきて「こっこ」と抱っこしてほしいアピール。 膝に乗せながら続けようと思っても邪魔され、つい「もー!」と言ってしまいます。そうしたら娘も真似して、「もー」。 観念して散歩に連れ出すのですが、仕事が終わってないことが気がかりで、家に帰るとすぐに仕事。お昼寝から起きたら今度はいたずらをするので、「こら!」。

本当は家にいる時も一緒に遊んだり、絵本を読んであげたりしたいのですが、できない日が多いです。たまに読んであげると、嬉しそうに次から次へと絵本を自分で持ってきては、膝にちょこんと座って絵本を渡してきます。娘を膝に乗せて読んでいると温かくなり、日々のスケジュールに追われて焦っていた心が落ち着きます。親子でのんびりとスキンシップする時間は、子供だけでなく親にとっても必要なんだなと思わされます。愛らしく、親を慕ってくる行動に癒やされ、心に余裕が生まれるのです。

私にとって何より癒やされる時間は、娘とペットの猫が遊んでいる時。子猫のうちから飼い始めていて、今年で3歳になります。娘は猫のことが大好きなので、赤ちゃんの頃から上に乗っかったり、尻尾や毛を思いっきり引っ張ったりして遊んでいました。今でも同じようなことをやるのですが、娘は猫に一度も泣かされたことがありません。手を出してはいけない存在だと臭いで分かるようで、じっと我慢して娘の横暴に耐えています。まるで兄のように娘に接しており、猫のことを偉いねと褒めるほどです。娘を構えない時には猫に一緒に遊んでもらうこともあり、私達も猫のことをお兄ちゃんのように扱っている時があります。既に子供が二人いるような感覚です。娘にとっても生まれた時から当たり前のように一緒にいるので、可愛がる対象がいることは心の成長にも良いのではと感じています。娘が大きくなればちゃんと可愛がるようになると思うので、これからの娘と猫の絡みが楽しみです。

今年は私もママ3年目に突入。娘はこれからもっと活発になりそうですが、スキンシップの時間を持ったり、猫と遊んでいる様子を見ながら、心に余裕を持った育児ができればと思うものです。