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APTF 公式サイト全国の活動山水苑・木曽御嶽山登山(2021/9/23 東愛知協議会)

山水苑・木曽御嶽山登山(2021/9/23 東愛知協議会)local_offer,,

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9月23日、4組の家族連れなど21人が参加し、「山水苑・木曽御嶽山登山」を実施しました。

御嶽山の噴火で58人の犠牲者と5人の行方不明者が出た災害から7年が経ちました。その時、私たちの会員が17人のグループで登山していましたが、4人が犠牲となってしまいました。

それからは企画した責任と悔い改めのため、毎年この時期に慰霊登山を続けてきました。今回は犠牲となった4家庭のうち2家庭が参加されました。

今回は体力的に厳しい方もいたので、頂上は目指さずに八合目までの登山計画を立て、昨年同様に御岳ロープウェイから登るルートにしました。

10時にロープウェイ乗り場に集合し、それぞれ家族単位で現地に向かいました。予定時刻に少し遅れる家族もありましたので、10時過ぎに、まずは11人でスタートし、残りの家族は第2陣で登りました。

写真2

八合目に着くのは予定より少し遅れましたが、見上げれば近いように見える頂上付近の景色や眼下に見下ろせるアルプス山脈の景色を楽しみながら、みんなで思い出話や食事をしました。

1時間弱を八合目で過ごして下山の途につきました。災害があったとき、無事生還できた会員から当日の状況などを聞きながら登山の行程を終えました。

駐車場に着いてから、帰路につくグループと王滝村の慰霊碑に向かうグループに分かれました。今回の最終目的地である犠牲者合同慰霊碑には10人で向かいました。

石碑に刻まれた名前を見て感情が込み上げてくる中、皆で献花と祈祷をしました。先に霊界に旅立たれた方たちの益々の活躍を願い、地上に残る者たちが決意を固める場となりました。

帰りはお風呂で疲れを癒やし食事をした後、帰路につきました。

写真3

参加者からは、「ロープウェイ乗り場の駐車場に着いた時、7年前と同じ様な快晴の天気と硫黄の臭いで当時を再現しているように思えてきて少し恐怖を覚えましたが無事に帰還できてよかったです。」「犠牲となられた家族を見ると申し訳なさと悔いが残りますが、その家族の笑顔を見る度に元気付けられ、生かされた身としてこれからも頑張る決意ができるので感謝です。」「慰霊碑を初めて見ましたが、後方に見える御嶽山の頂上を見ると、2度とこのようなことがないようにという願いと、先に逝かれた方たちの分まで頑張る決意ができました」などの声が聞かれました。